エンジニアがプロダクトを作らない起業をする

エンジニアにとって起業というと自社プロダクトを作ってキラキラ資金調達をイメージしてしまいがちだが、コンサルティングを主要事業として自己資金でコツコツ地味にやっていくという生き方もある。
コミさん 2024.03.15
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ソフトウェアエンジニア界隈の転職事情として「自社プロダクトをやっている会社が良い」という風説があります。
これは自社プロダクトを持っているから良いということではなく「SESや受託開発などエンジニアが奴隷のように扱われる世界はクソ」の裏返しとしての意味があるような気がします。

何はともあれ、この「自社プロダクトを持っている事業会社が良い」の延長として、キャリア路線として「いつかはプロダクト作って起業したいよね、誰かと一緒にやってCTOになるというのも良いかも」と考えているソフトウェアエンジニアは非常に多いです。
実際に自分が周りのソフトウェアエンジニアに話を聞いてみると上記のようなことを言ってくる人が非常に多いです。

ソフトウェアエンジニアというのはコンピューターだけで自分が作りたいものを作ることができる人材であり、本質的にものづくりが好きな人が多いためにキャリアについてもこうした考え方になるのは納得できます。
ただ自分はあえてプロダクトを作らない起業もあるよということを今回のニュースレターでは提示したいです。

そもそも、自分はソフトウェアエンジニアは大きく分けて3種類に分けられると思っていて、それは「ものづくりが好き」「技術(を学ぶこと)が好き」「問題解決が好き」だと思っています。

この中で自分は「問題解決が好き」な人材なわけですが、今回は自分自身の起業の思考過程なんかを振り返りながらこうした人材のキャリア路線について考えてみようと思います。

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