プレイングマネージャーという幻想
最近はK Squadとして組織開発をお手伝いをするケースが増えてきて、よくトピックとして上がるのが「どの人材をどういう順番でどのくらい採用すれば良いのか」です。
ソフトウェア開発組織において、最近だと以下のような職責区分がなされています。
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ジュニアエンジニア
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シニアエンジニア
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プロダクトマネージャー (=アーキテクト)
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プロジェクトマネージャー
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プロジェクト(プロダクト)オーナー
最近のエンジニアになろうムーブの影響でジュニアエンジニアの採用はかなり容易で、プログラミングスクール卒とか新卒、第二新卒あたりをささっと5, 6人程度面接すれば1人くらいは人間的にまともな人材が見つかります。
ただ問題となってくるのがシニアエンジニアとかプロダクトマネージャーあたりの一つレイヤーが上がった人材です。
ここの難しいポイントは、優秀な人材は給料が高くてホワイトな企業の幹部人材であるため、一般的な採用マーケットには出てきません。
彼ら彼女らが転職しようと思ったとしても基本的にリファラルで転職するため、オープンな場では見かけることがないのです。
そうした理由からマネジメントをメインとする人材がプレイヤーとしても活動するプレイングマネージャーという動き方をしてその場を繋ぐわけですが、基本的にはこれは破綻します。