theLetter始めました

これから日々の活動を報告していきます
コミさん 2024.02.28
誰でも

初めまして、小南です。

普段はK Squadというソフトウェアの技術顧問を主要事業とした会社を経営しており、同時にソフトウェアエンジニアとして今もコードを書き続けていきます。

このニュースレターでは普段から経営者とソフトウェアエンジニアの2つのアイデンティティの中で起こる葛藤を中心に幅広いトピックで発信していこうと思っています。

どうぞ今後ともよろしくお願いします。

最初の発信ということで簡単に自己紹介を。

現在27歳で、2020年3月に京都大学を卒業して新卒でソフトバンクに入り、STORESに転職、それぞれ1年前後勤めた後に地方活性化スタートアップの取締役CTOを務めていました。
そこから自分の会社をやるということを決断し、ケイスクワッド株式会社を創業しました。

元々は学生の頃から機械学習系をやっており、まだディープラーニングが出て間もないくらいに取り組んでいたというのもあって当時は珍しい学生のAI人材ということで少し業界では目立っていたかな?という感じです。
特に個人ブログで論文まとめなどをやっていたりしたというのもあって、当時からツイッターのフォロワーが2000人くらいいました。
その後諸々の炎上もどきもあったりしてフォロワーがガッと伸びて1万人を超えるようになりましたが....(ここらへんの話はそのうち別の配信でお話ししようと思います)

学生時代は日立製作所の基礎研究所にてMLリサーチャーのバイト(専門は強化学習)をしており、ひたすらブロック崩しを解く強化学習モデルを作る日々を過ごしていましたね。
その後スイスに留学したりLINEでインターンをしたり、個人的な活動としてOSSにコントリビュートしたり、ソフトウェアエンジニアとして日々研鑽を積むという日常でした。

卒業後はソフトバンクにAIエンジニアとして入社し、社内チャットBotサービスの開発でフルスタックエンジニアのような動き方をしていました。
社会人になったタイミングでコロナの緊急事態宣言が発布されたので仕事はフルリモートで行っており、そうした背景からフル出社で仕事をするというのが現在に至るまで全く経験をしたことがないんですよね。

日々の仕事の中で色々考えることがあり、転職することを決意して、2021年1月にSTORES株式会社にデータエンジニアとして働き始めました。
データ分析基盤をゼロから構築する仕事をしており、Kubernetesクラスターを個人で運用して夜間バッチを夜中監視する、というような活動をしていました。
STORES時代は本当に良いチームメンバーに恵まれたという感覚があり、ここでの経験からソフトウェアエンジニアリングをどのようにビジネスに接合していくのかが実体験ベースで身についたのが良かったなと今でも思っています。

そのSTORES時代の同じチームのメンバーから誘われて2022年4月にストリーツ株式会社という地方活性化のような事業を行うスタートアップを創業し、そこで取締役CTOとしてプロダクト開発に携わっていました。
フロントはFlutterでモバイルアプリ、バックエンドにRust(+Axum)、インフラはGCPで構築といった内容をほぼ1人で作りきり、開発開始から3, 4ヶ月ほどでリリースにこぎ着けました。

振り返ってみると充実していたけど、個人で受けていた業務委託の方は多少の稼働でたくさんお金を払って貰えたのに対して地方活性化のプロダクトは自分の書くコードが1円にもならない絶望感もあったりして(当時は役員報酬も全然取ってなかったので時給換算で1000円切ってたのかも)、やっぱり自分で顔の見えるお客さんのためにコードを書いてしっかりお金をもらった方が気持ち良いなと考えるようになり自分の会社に専念することにしました。

K Squadは最初は個人でやっていた会社だったけど、自然と仕事が集まって人も集まって、会社として体制を確立していこうという意思決定から合同会社だったのを株式会社に変更し、現在は代表取締役として15人程度の組織を作っています。

今後の展望というと特にないけど、なるべくたくさんのお客さんに関わりたいなというのが漠然とあり、その結果として売上も年商10億円くらいになれば良いかなと。
そして関わってくれているメンバーも面白い仕事ができて経済的に潤えば良いかなという考え方をしています。
そんなぼんやりとした思想でVCとかから資金調達をすることなく自己資金で自分の裁量で会社経営をしています。

仕事内容としては技術顧問としてお客さんの意思決定サポートを行う、もしくは手が足らないとか難しい部分に対して超優秀なエンジニアとしてババっと問題解決しちゃうというような動き方が多いです。
今はアイフルやソニーといった大企業から、1人社長の小さな会社まで幅広くサポートさせていただいています。

そんな会社をやっていて、ソフトウェアエンジニアとしての理想と経営者としての現実的な判断の間で様々な妥協や葛藤があり、こうした内容を発信していくのが面白いかなと思って今回theLetterを開始した次第です。

どうぞ今後ともよろしくお願いします。

無料で「ソフトウェアエンジニアリングとビジネスの間」をメールでお届けします。コンテンツを見逃さず、読者限定記事も受け取れます。

すでに登録済みの方は こちら

誰でも
更新をしばらくお休みします
読者限定
障害発生、あなたはどうする
読者限定
5年後10年後にどうなっていたいかがキャリアの手がかりだと思う
読者限定
要件定義の前の要求整理もエンジニアの仕事
読者限定
なんやかんやでWeb開発は全部TypeScriptで良いのでは?
読者限定
プレイングマネージャーという幻想
読者限定
壁打ち会を実施しました
読者限定
優秀なPMOは何をしてくれるか